12月11日「記念シンポジウム」開催します。

2013年10月31日

人とつながり学び合う そして 未来がかわる

2013年 記念シンポジウム

日時 12月11日(水)15:00〜18:00(14:30開場)
場所 名古屋中区役所地下ホール
主催 世界人権宣言愛知県実行委員会
後援 愛知県・名古屋市

第一部

「福島と名古屋をむすぶ子ども会 in 東別院」
竹原 了珠 さん(真宗大谷派名古屋教務所)

「NTTドコモのCSRの取り組み」
名波 龍弘 さん(株式会社NTTドコモ)

第二部

「暮らしの中に人権を~人権文化を創造し、社会に広める取り組み~」
平沢 安政 さん(大阪大学大学院教授)

2014年 記念集会

テーマ 「持続可能な未来のための人づくり」
※12月の人権週間の期間中に開催を予定しています。

主催

世界人権宣言愛知県実行委員会

後援

愛知県・名古屋市

お問い合わせ

世界人権宣言愛知県実行委員会
名古屋市西区天神山1番3号
電話番号:052-618-9250
メールアドレス:info@jinken-aichi.com

 

世界人権宣言は、第2次世界大戦を反省する中から「差別を撤廃し、人権を確立することが恒久平和に通じる」とのことから宣言されたものであり、世界のすべての人と国とが達成すべき基準として布告されたものです。

私たち「世界人権宣言愛知県実行委員会」は、その世界人権宣言の精神を実現するために、「世界人権宣言」35周年を記念したシンポジウムを開催したのをきっかけとして、1983年に発足しました。

以後、毎年、12月の「人権週間」には、その時のテ-マに即した記念集会を開催してきたところです。

また、1988年に開催した「いのち・愛・人権」愛知展Ⅰから2008年の「いのち・愛・人権」愛知展Ⅵまで、5年毎に企画展を開催してきました。

さて、来年2014年は国連(ユネスコ)で定めた「持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」の最終年会合が、愛知・名古屋で開催されます。

ESDとは、Education For Sustainable Developmentの略で、概念としては「持続可能な社会を支える担い手をどう育てていくのか」という事で、人権、平和、貧困、環境といった、現代社会の様々な課題を自分自身の問題と捉え、身近な所から取り組むことにより、持続可能な社会を創造していくことを目指す活動であり、当実行委員会としては“人権”に光を当て、人権分野においてもESDの考え方を広めるため、2014年まで様々な取り組みを進めてまいります。

最後に、当実行委員会では、毎年、様々なテーマを企画し、広く県民のみなさまに世界人権宣言の主旨を訴え、わたしたちの生活の隅々まで人権文化が根づくよう、これからもたゆまぬ歩みを続けてまいりたいと存じます。

◎ESDの考え方でつながり、学び合う、そして、未来が変わる

様々な人権課題、子育て支援、貧困問題、環境保護などの幅広い分野で活動している人たちは、同じ地域でありながら、別々で活動しているケースが少なくないと思います。

そういった人たちがESDという考え方のもと集まり、多様な価値観や知識を共有し合い、それぞれの地域の未来を一緒に考え、創っていく取り組みが全国で広がっています。

「持続可能な開発」の「開発」という概念は、すべての人々が公平に暮らしていけるような「社会開発」を含み、様々な人権課題、子育て支援、貧困問題、環境保護などの課題を主体的に解決できる市民を育てる「人間開発」という意味までも含んでいます。

◎持続可能な社会の実現には、なぜ教育が必要なの?

“差別をしてはいけない”“環境を大切にしなさい”と知識だけを表面的に伝えるだけでは、根本的な解決につながりません。

社会の中の様々な課題を自分自身の問題として考え、人と協力し、よりよい仕組みへと創り変えていこうとする価値観を教育によって育むこと。

人権領域で言えば、人権教育を学校や職場など、あらゆる場所で推進していくことが重要です。

“教育=人づくり”により、社会の仕組みを私たち市民の力で変え、持続可能な社会へとつなげていく取り組みが大切なのです。

◎ESDの考え方は必要なの?

多様な立場の人の価値観を理解し、対話し、一緒に考えるといったESDの視点を盛り込むことは、とても大切です。

例えば、企業においても教育・研修プログラムだけでなく、社員一人ひとりが社会の中の課題に関心を持てるように、ボランティアへの参加の仕組みを創る企業や、各地域で行われている社会貢献を支援する企業も最近では、増えて来ています。

持続可能な社会のための“人づくり”という視点で、様々な分野の人たちの取り組みが求められています。